仁義を重んじる

道で夕立に遭うと、お世話になりますと言って軒下を借りて、雨がもうやむかもうやむかと空ばかり見ているが、小やみになると、やんだやんだと言って、ろくろく礼も言わないで出て行く。そのような信心では、おかげにならない。

662pxgod_of_konjin先日、元ヤクザの男性が参拝されました。いつもは宮の前の道路から手を合わせて帰られているようでしたが、昨年から数回宮の中に入り参拝されるようになられました。詳しくは知りませんが、ヤクザの世界から足を洗い大阪へ引っ越して来られたようです。

「こちらの神様は、龍にまたがって出て来られる金神様とご関係があるんですよね?以前から大変霊力があると聞いていました。外で手を合わせただけですが、最近いいことが続いたので、これはちゃんとお礼させて頂かなければ申し訳ないと思い、中へ入らせて頂きました。」と初参拝の際も言われていましたが、その後も、お世話になったと感じる時は、まるで親分に頭を下げに来るかのように、お礼参りに来られるようになりました。

普通の方よりも、受けた恩恵に対してキチンと礼を表そうとする姿勢の強さには感心させられるものがあります。昔堅気のヤクザの方が現在はどれくらいおられるのかわかりませんが、仕事の善悪はともかく、この男性がキチンとされているのは、仁義を重んじる風土の中で生きてこられたからなのだろうと思っています(画像:金神:安部晴明簠簋内傳圖解より)。

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