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閉塞感を感じる混沌とした現代、今リーダーに求められる3つの要素とは?

2012-09-14

【開運メッセージ】変人になれ。変人にならぬと信心はできぬ。変人というは、直い(まっすぐな)ことぞ。

※この記事は、2012年5月12日Colors日本一中立な大人教育マガジンに掲載された内容です。

はじめに

日本の政治、経済、社会とあらゆるものに閉塞感を感じる混沌とした時代。

この状態をブチ破るにはどうすればいいのか?

そのためにリーダーとして必要な要素は何なのかを考えてみたい。

私は、仕事柄、普段人様の悩みを聞くことが多い。

それぞれに国家、地域社会、会社組織、家族と背負っているものの大きさの違いはあるが、日本人としての共通する問題を抱えていることを感じることがある。

その国民性ともいえる共通する問題はいったい何か?

国民性の違いを感じる有名なジョーク

ご存知の方も多いだろうが、国民性の違いを感じる有名なジョークがある。

船がいよいよ沈没する。

早く海に飛び込まなければ死んでしまう。

そんな時、各国の乗客を海に飛び込ませる、誘導するためのセリフの違いが以下である。

アメリカ人  … 「飛び込んだらヒーローになれますよ!」

イギリス人  … 「紳士なら勇敢に飛び込めるはず!」

ドイツ人   … 「飛び込むのがルールですよ!」

日本人    … 「もうみんな飛び込みましたよ!」

このことからでもわかるように、日本人にとっての行動の動機に、「周囲の目」というものがかなりの比重を占めていることがわかる。

日本人は、恥の文化が背景にあり、空気を読むことに長けているということがわかる。

もちろん、このことが団結力を生み、とんでもない力を発揮し、諸外国に脅威を感じさせることもあるということもわかる。

しかし、一度、閉塞感漂う時代になるや、その衰退も著しい。

なぜならそこにも、「周囲の目」が働くからである。

成長期、勤勉さとあいまって勢いを生み、上昇を加速させてきた福の神のような「周囲の目」が、今度は自分たちの足を引っ張る疫病神の「周囲の目」へと変わってしまう。

変革や改革が必要な時、この「周囲の目」は、逆にネックになっていると言っていい。

もちろん変革や改革が必要なのは、なにも天下国家だけではない。

たとえば経営難の会社組織、閉鎖的な田舎などの地域社会や血のつながりの強い家族親族等、根本は同じなので、必要なのは規模の大小に関わらない。

誰しも変革や改革なければ、もう前に進めないとわかってはいても、結局「周囲の目」が、変わろうとする人の足を引っ張ろう、引っ張ろうと働くのも事実である。

ジョンレノンの名言

あのジョンレノンはこう言っている。

人の言うことは気にするな。「こうすれば、ああ言われるだろう・・・」こんなくだらない感情のせいで、どれだけの人はやりたいこともできずに死んでいくのだろう。

裏を返せば、こんな名言を残す彼でも、どこか気になっていたということであろう。

また、気にし過ぎたことで、夢を実現できず、死んでいったたくさんの人も同時に見て来たのだろう。

何かを変えていこう、また変えていかねばならないというリーダー的な立場の人は、頭に入れておきたい名言である。

だとすると、海外でもそうであるならば、「周囲の目」が強い日本という独特の文化の中で、新しいことをやるということが、どれだけ大変なのかが窺い知れる。

現代は、「周囲の目」つまりは、誹謗中傷の批判、はたまた嫌がらせのようなものに打ち勝ってでも、変えていかねばならないというタフなリーダーがさまざまな業界で必要な時代。

しかし、「頭ではわかっていても、なかなか変えられない・・・」というような人も多いのではなかろうか。

そんなタフなリーダーを目指す方に勧めたいのが、以下の3つの項目である。

日本人のあなたも、これさえ知っていれば、もう怖いものはないだろう。

リーダーに求められる3つの要素

その1:高い志をもつ

まったくもって、あたり前のことだが、何のために自分はやらねばならないのかが、ハッキリしていなければ、すぐに潰れてしまう。

ましてや、志がなければ、変化すら望むこともないだろう。

まずは、何よりも高い志、強い願い、実現させたい夢があることが一番である。何よりも動機を大切にしなければならない。

その2:神仏、宇宙とつながる

人によって呼び方はさまざまだろうが、自分よりも大きい高次元の存在に意識を向ける。

周囲にどう言われようと、本当のところは、神様と本人しかわからないものである。

つまり、人がどうであれ、神様は見ているということ、たった一人で立ち向かっていたとしても、一人ではないんだということに気づかねばならない。

また、最終的には神様がなんとか道をつけてくれるということを信じるにつきる。

その3:ITを駆使する

ひと昔前にはなかったものだが、閉塞感を打ち破るには、画期的な武器であり、今後は必要不可欠になってくるだろう。

同じ志さへあれば、「周囲の目」を通り越して、簡単につながることができる。

また、閉鎖的な国、地域、組織の中にいても、情報が入りやすいことも大切である。

つまり、外にも内にも「周囲の目」を飛び越えて、情報のやり取りができるので、変化の加速が今まで以上に速くなっていくことだろう。

最後に

「閉塞感を打破したい」とは、裏を返せば変化を望んでいるということである。

また、変化を望んでいるということは、変えてくれるような強いリーダーを待ち望んでいるということだろう。

私は、「周囲の目」を気にする空気を読む感覚が悪いとは思わない。

最初にも書いたが、このことが団結力を生み、とんでもない力を発揮するものだと思っている。

周囲の目を意識し、空気が読める感覚があることは、日本の宝である。

しかし、時と場合によって、それが足を引っ張る要因になることも知っておかねばならない。

この日本で閉塞感をブチ破るタフで強いリーダーを目指すならば、まずは先ほどの3つの項目を意識してもらいたい。

私なりの別の言い方をするならば、「空気を読みつつも、大いに変人になれ!!」ということだ。

  • 株式会社桃山社中
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