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お知らせ

本当の供養

2007-07-24

今日は、大阪府内在住の男性(40代)が初参拝されました。この5月に病気で入院されていた奥様を亡くされ、生きる気力を失っていたところ、以前参拝されたコピーライターの友人が宮に行くことを勧められたそうです。

“神仏に対する恨み”と同時に“救われたい”という矛盾した思いを抱えているようでした。自分自身が本当のところ何を考えているのかわからないようだったので、思っていることを全部吐き出すように促すと、「どうしてこんなにも神様は不公平なんでしよう。49日も終わりましたが、何の気持ちの変化もありません。熱心でもない坊さんの振る舞いを見ていたら余計に憤りを感じました。」と腹立たしい気持ちを話され、「入院中いろんな方からお守りを頂き、また自分も願っていたのですが、結局叶いませんでした・・・。」と落胆されていました。

「人間には定められた寿命があります。そもそも“死んだらすべてが終わり”と思う気持ちが自分もそして亡くなられた奥様も苦しめることになるんです。人間には“運命”と“宿命”があります。宿命とは、どの時代にどんな親の元で生まれるか、性別などあらかじめ定められているものです。運命とは、自分の自由な意志で選択していくことで変化していくものです。寿命は宿命に入りますが、その日を迎えるまでどう選択して生きていくかで運命は大きく変わっていきます。奥様は、あなたと出会い、結婚され、苦楽を共にし、ここまで生きて来られました。最後は、病気に罹られましたが、数ヶ月間夫婦の絆もいっそう深まったことでしょう。今は、奥様という生き甲斐を失って喪失感でいっぱいでしょうが、時間が経てばだんだんとこの意味がわかってきます。」と言わせて頂きました。

「妻が入院中は毎朝鏡を見て“よし!”と気合いを入れて頑張ってたんですが、今は鏡も見れなくなりました。毎日、位牌の前で“ごめんな、ごめんな・・・”と力になれなかったことを悔やんでは謝ってばかりいます。」と言われたので、「それでは、奥さんの御霊の助かりを願わせて頂きましょう。ただ、本当の供養は御霊に心配させないことです。つまり、あなたがこれからどう生きていくかが供養になるんです。今日を境に、暗闇ではなく太陽を見て歩んでいきましょう。暗闇を見ていると、しなくてもいい難儀なことが、どんどん悪循環で増えていきます。しっかりと奥様にいいエネルギーをこちらか送らせて頂きましょう。あなたの心が彷徨うと、奥様も御霊として彷徨ってしまいます。」と言わせて頂きました。

その後も、しばらく話を聞かせて頂いていると、「不思議なんですが、なんだか胸のつかえが取れてきました。自分でも顔つきも変わってきたような気がします。今日から前を向いて生きたいと思います。まだまだ不安もありますが、神様に勇気と力を授けて頂けるようお願いします。」と改めて決意を述べられました。「入院中に鏡を見て“よし!”と気合いを入れていたように、これからはこれ(天地書附)に向かって“よし!”と毎朝気合いを入れて頑張りましょう。御霊に対して、前を向いて生きる決意を述べる、今日が本当の49日ですよ。」と言わせて頂きました。

【開運のポイント】死ぬというのは、みな神のもとへ帰るのである。魂は生き通しであるが、体は死ぬ。体は地から生じて、もとの地に帰るが、魂は天から授けられて、また天へ帰るのである。死ぬというのは、魂と体とが分かれることである。

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