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お知らせ
商売繁盛と宅祭
2007-12-12
◆今月で今年も終わろうとしています。可能な方は、年末までに今年一年のお礼参りをさせて頂きたいものです(参拝が無理な方は、特別祈願でも、祈願メールからでもいいので、感謝の気持ちを神様に送らせて頂くことを考えられたらどうでしょう)。また、12月30日は「年越大祓式」が午後2時から執り行われます。人形に念を込め、今年一年の厄を落とし、悪しきめぐりを祓わせて頂きましょう(どなたでも自由に参拝できます)。
ひとり暮らしで神様をお祀りするスペースがない方などには、自宅にお札(天地書附)を掲げるように勧めていますが、家族揃って信心したいという熱心な方の中には、自宅に天地の親神様を正式にお祀りされている方もおられます。
特に戦前は、商売繁盛を願って創業当時から参拝される青年実業家の方がおられました(画像:戦災前の大祭風景)。いずれの方も最初は自宅に小さなお社を祀られるところから始められていましたが、「会社の繁栄とともに、神様を立派なお社に祀らせて頂こう。」と、神様に対する親孝行の一念で事業に精進され、成功のおかげを頂かれています。戦前鉄鋼で財を築かれ、自宅の庭に立派な茶室とお社を建てられた方、某銀行の頭取の方、芸者の置屋さんや歌舞伎関係者や噺家の方、現在でも有名な梅酒の会社を創業された方など伝説の方々が当時はたくさんおられました。
他にもおられましたが、たとえば森下仁丹の創業者、森下博さんもそのひとりです。森下さんの父・祖父は神職(鞆の浦にある沼名前神社の宮司)ということもあり、大阪に出て来られてからは商売繁盛を願って縁のあった当宮に参拝されていました。参拝される度に事業も繁栄し、戦前は満州の僻地にまで、あの有名な仁丹の看板を掲げるくらい商売繁盛のおかげを頂かれていたと聞いています(スタジオジブリ制作 「火垂るの墓」の駅のシーンにも看板が出ています )。森下さんは、商売が上手くいった時には、神様にドカッとお供えをされ、大祭終了後は、玄関先でお参りの方々に直会(神様のお下がり)として仁丹を配っていたと聞いています。さらにそこから、神様の後押しを頂いて事業の発展をしていかれたとのことです。私自身も生前中の祖母からは、西宮の自宅のお社は立派だったことや、ご養子の方が継がれるまでは宅祭に行っていた昔話などを聞いています。
最近、世間では商品の偽装問題がニュースを賑わせています。会社は儲けるためには何をしてもいいのか、繁栄のことばかり考えているからこうなるんだ、消費者をバカにするなという怒りが込み上げてきます。しかし、だからと言って、間違えてはいけないのは「繁栄=悪」ということではないのです。本来の商売繁盛を願う信心とは、繁栄のおかげを頂くと同時に、自らを律するということも含まれるからです。ただ繁栄しさえすればいいというものではないのです。創業の精神を代を経ても忘れないことや、繁栄しても神様よりも上にならない謙虚な姿勢を保ち続けるためにも、信心させて頂くことは大切なことなのです。
さて今日は、毎月参拝されているご夫婦(70代)の自宅にて宅祭を仕えさせて頂きました(画像:祭主は父)。現在は、リタイヤされていますが、現役の時は某企業の重役としてバリバリと活躍されていました。こちらの家では、以前から年に一度感謝のお祭りをさせて頂いています。
現在も会社を起業されようとされている方、既に起業されている事業家の方の参拝もありますが、戦前の頃と同じように、将来おそらく宮の伝説になる方も出てくることでしょう。自らを律しつつも、事業を成功させ、社会に貢献できるおかげを頂いて欲しいと願っています。
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【開運のポイント】ご無礼である、お粗末であるというが、商売人がはかりの目盛りをごまかしたり、人の目をくらましたり、農業する人が山や田畑の境目を勝手に動かしたり、水や食べ物を粗末にしたり、自分の勤めをおろそかにしたりするほど無礼はない。人の目をくらまして得をしようとするから、損をしてたおれる。境目を欲張るから、その田畑を放さなければならないようになる。食べ物を粗末にするから食べられないようになる。勤めをなおざりにするから仕事は逃げ、働けないようになる。みな、無礼粗末の心がもとでそうなるのである。
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