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名優「三國連太郎」の死。“葬儀の遺言”から感じるこれからの葬儀と埋葬方法。
2013-04-17
【開運メッセージ】生きている間も死んだ後も天と地はわが住みかである。生きても死んでも天地のお世話になることを悟れ。
名優「三國連太郎」の死
4月14日、日本の名優「三國連太郎」さんが死去(90歳)されました。
息子であり俳優でもある佐藤浩市さんの会見には、大変感動させられました。
葬儀後のインタビューでもなく、会見だけでここまで感じるものがあるということは、言葉では言えない2人だけの関係性があったのだろうと推測できます。
父親として認めていないニヒルな語り口の中にも涙が見え、名優「三國連太郎」に対する尊敬や愛を感じずにはいられませんでした。
屈折した親子関係だったのかもしれませんが、同じ俳優の道を選んだことで、他には類を見ないような関係性が生まれたのでしょう。
役者として死にたいと願う三國連太郎さんのことを誰よりも理解していたのは、息子の佐藤浩市さんだったのかもしれません。
以下は、会見の内容の一部です。
生前、『戒名もいらない。散骨して誰にも知らせるな。三國連太郎のままでいく』と言っていた。
三國連太郎のまま逝きたかったんだな。
本当にあの人、三國連太郎で来たんだな。
役者として生きて来たのだなと。
その孤高さを貫きながら芝居に関わってきたということが死に顔を見て感じました。
つまり、父親としては不合格かもしれないけれども、名優の生き様としては立派だったという息子からの称賛でしょう。
心より、ご冥福をお祈りいたします。
“葬儀の遺言”から感じるこれからの葬儀とは??
昭和の後半ぐらいからでしょうか、寺院等の宗教施設での葬儀が減り、また自宅での葬儀も減っていく中、各地域にある葬儀会館で葬儀をされる方が増えてきました。
宗教施設ではなく葬儀会館ですることで、葬式のみ宗教に依頼しているとうような非宗教化もしだいに進み。
また、自宅で葬式をすることがなくなることで、家の格式云々で葬儀が決まっていった昔とは違い、多少の祭壇の豪華さの違いはあっても、どれもあまり変わらない均一化された葬式になっていきました。
では、ここからの葬儀はどう変わっていくと予想されるでしょうか?
ここでは、三國さんの「戒名もいらない。散骨して誰にも知らせるな。」の“葬儀の遺言”から感じる、これからの葬儀について感じるところを3つに分けて書いてみようと思います。
1、戒名の拒否
「戒名はいらない。」は、ある意味、既成化された葬式仏教に対する批判でしょう。
おそらくそれは大なり小なり、思われている方も多いのではないでしょうか。
ちなみに、戒名や位牌のようなものが神道にもあるのかとの質問を受けることがあります。
神道には、亡くなられた方の名前の下に諡(おくりな)をつけさせて頂きます。
とは言うものの諡に金額をつけるということはありませんので、その辺はご安心下さい。
2、散骨
今後、散骨する人が増えていくのでは?という意見に対して、私自身は懐疑的に感じています。
とはいえ、今までのようなお墓が主流になるとも思えません。
合同で入ることができる墓地であるとか、木の根に埋葬する樹木葬が主流になっていくのではないかと思っています。
特に、樹木葬は、墓地として許可を得た場所に埋め、それに対して散骨は埋葬地と認知されていない場所に撒くという点で大きな相違があります。
天地自然に還るという点では、同じ感覚なので樹木葬が今後流行る可能性はあるでしょう。
3、密葬
高齢で亡くなった場合は、会社等の社縁の会葬者も減ることになります。
子孫の少子化も進み、葬儀では、家族や親戚が主になれば、できるだけ葬儀にはお金をかけたくないと言われる方も増えていくだろうと思われます。
また、一人暮しや、子どもがいない等の理由から、生前に質素な葬儀を求められる方もさらに増えていくでしょう。
当然、家族親戚だけの家族葬が増えていくことになります。
高名な方でも、葬儀は密葬(家族葬)ですませ、後から、故人を偲ぶ会のような形を大々的に行うという方も増えていくことでしょう。
どちらにしろ、葬儀の遺言や生前葬儀契約など、前もって自身の葬儀について考える方が増えていくことになるのではないでしょうか。
まとめ
葬儀そのものの非宗教化が進んでいくかどうかはわかりませんが、家族葬のような形で、できるだけ質素に葬儀を仕えたいという方は、今後、増えていくだろうと思います。
また、埋葬方法では、合同で入れるお墓、さらに樹木葬のような自然に還るような埋葬が増えていくのではないでしょうか。
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■瓜破霊園内に、宮とご縁のある方であれば入ることができる合同のお墓があります。
■生前からご葬儀の相談(葬儀の遺言)にのらせて頂きます。
■神葬祭(神式葬)は、教派神道金光教式で仕えさせて頂きます。
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