BLOG
ブログ
> ブログ
お知らせ
“ズル賢い人が得をするのが許せない?”「マツコ&有吉の怒り新党」から学ぶ開運スピリットとは??
2013-05-30
【開運メッセージ】坂道を九分どおり登って、それで安心してはいけない。その坂を登り切って向こうへおりたら、それで安心せよ。途中で気を緩めると、すぐに後へもどる。
はじめに
先日、夜中の番組「マツコ&有吉の怒り新党」を見る機会がありました。
この番組は、「ちょっと腹立つけど、これ怒っていいですか?」という視聴者からの怒りのメールに対して、マツコ・デラックスと有吉弘行が、怒っていい内容かどうかを判定していくバラエティー番組です。
今回の怒りの内容
今回の怒りの内容は、「真面目に生きていればいいことがあると育てられたけれど、ズル賢い人がお金持ちになったり、幸せな結婚を送っていて、真面目でいい人の方が不幸になっている気がしてならない。だから、真面目に生きていればいい事があるよという人に腹が立ちます。」という感じでした。
同じように思われている方も多いのではないでしょうか??
その怒りの内容に対する2人のやり取りが、わかりやすかったので、以下に宮司からの説明も加えて簡単にまとめさせて頂き、また、そこからどうすればいいのかも合わせて書かせて頂いたので参考にして下さい。
「ズル賢い」でもいいじゃん
■宮司からひとこと
「ズル賢くて、何が悪いの?」
「でもズルはダメ。ズルとズル賢いは別よ。」とマツコ。
私も、そう思います。
この場合、「ズル賢い」という言葉のニュアンスに囚われてはいけません。
「賢く生きる」という言葉に置き換えるとわかりやすいかもしれません。
マジメをどう捉えるか?
■宮司からひとこと
真面目をどう捉えているのかが問題です。
どの世界、どの業界でも、生き残る人は、ある意味、傍から見ると「ズル賢い」と見えるところもあるのかもしれません。
だからといって、真面目でないわけではありません。
真剣に生き残ろうと必死に生きているだけのこと。
当然、その思いがなくなると、向上心もなくなります。
真面目をどうとらえているのか、今一度、考えてみる必要があるかもしれません。
信念があれば気にならないはず
■宮司からひとこと
そもそも、自分自身の信念がしっかりしていれば、人がどう生きようが気にならないはずです。
気になるということは、心がグラついているという証拠であり、そこに問題があるということでしょう。
結局「ねたみ・やっかみ」
■宮司からひとこと
なぜこのことに怒りが込み上げてくるのか。
そこには心の底に「羨ましい」という隠しきれない思いがあるからでしょう。
まずは、正直に自分の心と向き合うことが大切ではないでしょうか。
何もしていない
■宮司からひとこと
「羨ましい」と思いつつも、実際は「何もしていない」。
何もしていない、何もできていないからこそ、上手くいっている人に対して怒りが込み上げてくるのでしょう。
そういう自分を直視することは勇気がいることです。
では、どうすればいいのでしょうか?
正直に願う
人生に行き詰まりを感じ、願い取次を受けられる参拝者の中には、「なぜズル賢い人が得をするのでしょうか?」と同じような質問をされる方がおられます。
結局、「羨ましい」と感じている自分自身の心と向き合うことになり、そこから、本当はどうなりたいのか、実際はどうしていきたいのかを話を聞きながら探っていきます。
正直に向き合うことで見えてきた本当の願いを、神前で改めて祈願させて頂いています。
まずは、願うことが大切ではないでしょうか。
近くで学ぶ
ああなりたい、こうしていきたいということを実践しているような人と接する機会を増やし、実際に行動している人の気配を肌で感じることも大切です。
身近にそんな方がおられれば、横で学ばせて頂くことも、自分自身の願い実現の近道になることでしょう。
最後に
今回の怒りの内容、「真面目」の反対は「ズル賢い」という図式そのものに無理があるのではないでしょうか。
この図式の思い込みが、そもそもの問題です。
大事なのは「愚か」なのか「賢い」のかであり、真面目にも「愚かな真面目」と「賢い真面目」があり、ズルにも、「賢いズル(賢い生き方)」と「愚かなズル(愚かな生き方)」があるのではないでしょうか?
また、マツコ曰く「もし相手のことが理解できないという場合でも、だからといって悪だと決めつけてはダメよ。そういう考えもあるんだろうなと一歩引いて冷静にしていないと、宗教戦争と同じことになるわよ。」とのこと。
これもまた大切なことだと思わされました。
「真面目」という鎧で身を隠し、人の批判はするが、自分は何も変わろうとしない、これは「愚かな真面目」というべきでしょう。
人に向かう心をやめ、素直に自分の心と向き合い、その上で、こうなりたい、ああなりたいという本当の「願い」にフォーカスしていくことが大切ではないでしょうか。